介護休業93日では足りない?
家事を楽しむ男性を増やす!
男の家事教室・カジオスの尾上です。
7月29日の埼玉新聞の記事を読み、現実の一端を突きつけられた思いがしました。
記事では、川口市の職員(福祉部介護保険課 主査)が、父親の介護のために計13日と2時間の欠勤をしたと報じられています。
その前には、6か月間の介護休暇を取得していたとのことです。
新聞には次のように記されています。
「父親に関する介護サービスを利用するなどして本人が出勤できるような状況を整えられず」
介護保険を扱う部署の専門職であっても、6か月を費やしても介護体制を確立できなかったという事実は、極めて重いものです。
公務員は3年程度で異動します。 異動して日が浅く、地域の支援資源に十分に精通していなかった可能性もあります。
どの地域にお住まいだったのかも記事からは読み取れません。
しかし、それらを踏まえてもなお、「支援体制は本当に機能しているのか」 という疑問が残ります。
行政職員として多様な業務を担っている方ですから、一定の専門性や基礎的な能力は当然お持ちです。
それでもなお、制度上の93日ではなく、6か月を費やしても介護体制を整えることができなかったという事実は、介護の難しさと支援体制の課題を示しています。
今回は公務員だったため、問題として表面化しました。
しかし、一般企業では、同じように介護体制を整えられずに疲弊している人、離職に追い込まれる人がどれほどいるのでしょうか。
制度上は「介護休業93日」で設計されていますが、 93日で本当に介護体制が整うのか。 制度設計だけで現場の課題は解決できるのか。
この問いは、今回の記事によってより鮮明になったと感じます。
制度は専門家が作ったものです。
専門家であれば使いこなせるかもしれませんが、 多くの人にとって介護は突然始まり、情報も経験も不足したまま対応を迫られます。
だからこそ、個別の状況に寄り添い、生活者の視点で伴走する支援が不可欠です。
カジオスでは、家事・育児・介護など生活課題に横断的に寄り添う『ライフ・ケアコンシェルジュ』サービスを開始しています。
今回の介護の事例は、育児にも同様の構造的な課題が存在することを示唆しているように感じます。
制度設計には、どうしても限界があります。
ですから、制度を使える形に翻訳し、一日でも早くストレスを軽減し、働き続けられる生活体制を整えるための支援です。
家庭課題は、家事・育児・介護が複雑に絡み合っています。
カジオスは、その全体を見渡しながら、 生活者にとって本当に必要な支援を続けていきます。



