27.4%の独居に備える
家事を楽しむ男を増やす!
男の家事教室・カジオスの尾上です。
独居に備えるべきは本人じゃないのか?という話。
いま、82歳の独居男性の生活支援に入っている。
生活支援と言っても、ほとんど自分でできるので、週に一度お料理を作りに行く程度ですが。
10年ほど前に奥様を亡くされ、それから間もなく無理やりカジオスの講座に連れてこられた。
その時は料理も作れずに、亡くなった奥様のエプロンで参加していた。
何度か通ううちに料理が面白くなってきたのか、少しづつ腕を上げ、今では自分で料理を作れるようになった。
綺麗に洗濯したものを身に付け、部屋にゴミが落ちてないくらい掃除をし、独り暮らしとは思えない暮らしぶりだ。
それでも年齢が年齢だけに、一人で何もかもこなすのが大変になってきたということで、週に一度訪問している。
「今元気に一人で生活できているのはカジオス講座のお陰だよ」のお世辞と「100歳まで自宅で生活したいから頼むよ」との言葉に引き受けることにした。
ソフトテニスを今も続け、毎朝夕に日経新聞を読み、その日の出来事や気持ちを日記に手書きする。
過去の記録をパソコンに入力し直し、スマホも使いこなすが調べごとには辞書を使う。
今でも適度に自分に負荷をかけることを心掛けて生活している。
国立社会保障・人口問題研究所の将来推計で、75歳以上の人口に占める1人暮らしの割合が、2040年には27.4%になると発表された。
医療・介護の在宅サポートなど、高齢者の暮らしを支える各種サービスの充実が必要とあるが、確かに必要です。
でもその前に、上記男性の様に、自分で自分を支える気概が必要ではないでしょうか。
先ずは意識改革からだとカジオスは考えます。
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