3,000円の家事代行サービスは激安なんです
家事を楽しむ男を増やす!
男の家事教室・カジオスの尾上です。
未だに家事はアンペイドワークバイアスという話。
全ての場合がそうだとは言えませんがと、前置きしてから始めます。
最近の忙しい共稼ぎのご家庭は、家事代行サービスを利用するケースが増えている様です。
家事を少しでもアウトソーシングして、仕事に集中してキャリアアップを目指し、より快適に生活するためです。
大変便利なサービスで、これからも市場が伸びると予想されています。
気になるのは、ここで働いている人達は、どれくらい稼げているのかということです。
細切れの時間で働き、移動時間は時給が発生せず、せいぜい働けても4~5時間くらいでしょう。
家事代行会社との契約が3000円/時だとしても、作業者本人の時給は1300円~1500円くらいではないでしょうか。
最近時給が上がっていますので、1500円で計算して5時間働いて1日7500円にしかなりません。
細切れの時間でしか働けない事情の人がいて、この人たちに支えられています。
カジオスでは、家事は頭脳労働だと言っています。
家事代行で料理を依頼されれば、材料や好みを確認し、時間を考慮して、レシピを考えて、作る。
これは頭脳労働ですが、時給を見る限りでは単純労働の賃率だと思います。
結局、家事に対する価値観は、アンペイドワーク感覚が継続されています。
育児のベビーシッターや、高齢者の訪問介護にしても、働いている側は、細切れの時給しかもらえません。
依頼している側はWINですが、働いている側もWINになっているでしょうか。
この仕事を担っているのは、ほとんどが女性だと思います。
じゃあ、どうする?と聞かれても、答えは浮かびません。
ただ、ジェンダー平等を考えるとき、少し違和感を感じるのは私だけでしょうか。
ベビーシッターにも、家事代行者にも、処遇改善手当の支給をしては如何でしょうか。
どんどんアウトソーシングして、どんどん働く。
生産性が上がりそうな気がする。
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