自由になるために
沢木さん、これです!
「家事が難なくできれば、日常というリングで自由に振る舞えるようになる」
沢木耕太郎さんの『春に散る』の中の文章です。
朝日新聞の朝刊に連載されている時、年老いた元ボクサーの話で、面白いのに気付き途中から読み始めました。
新聞連載で興味を持ったのは、池井戸潤さんの『七つの会議』に続き2作目です。
最初から読みたいと思っていたのですが忘れていて、数日前に文庫を見付けて購入しました。
下巻にこんな表現が。
「なぜボクサーがトレーニングをするのか、それはリングの上で相手より自由になるためだ」
「料理もアイロンかけも、ボクシングのトレーニングと同じだ」
それから、冒頭の文章に続きます。
家事が、まさかボクシングに例えられるとは思っていませんでしたが、その通りだと思いました。
カジオスが、男性に料理や掃除の家事をお教えしたい理由を、的確に表現してくれています。
日常生活が自由になる。
日常生活に広がりが生まれる。
心も自由になる。
家事により、自由と健康が手に入れられると考えています。
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